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稲の収穫

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秋、ベランダの小さな田んぼの稲穂たちもみな、あたまを垂れて、収穫を待っていました。
10月の晴れた日を選んで、稲刈りをすることにしました。

刈り取ったばかりの籾は水分が多く、そのままにしておくと、腐ったり、芽が出たりしてしまうそうなので、ひとつかみずつに束ねた稲たちを、軒下で、逆さに吊るして10日間ほど乾燥させました。

乾燥がおわって稲からはずした籾は、おおきめのジャムの瓶の口までいっぱいに獲れました。
そして、脱穀したあとの稲は、来年の畑で「敷き藁」として使うことにしました。

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稲作は、米(主食)の収穫だけでなく、藁や糠 、米のとぎ汁などの副産物までも無駄なく利用する、という循環型のライフスタイルの実践ともいえますね。

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稲本正(著) 姉崎一馬(写真)『森の旅 森の人』

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いくら自然を守るためでも極端なのは違う感じがする、と稲本さんは言います。それは「自然」な雰囲気では無いからかもしれません。

自然のことを全く考えないで資源を浪費する人たち。逆に、自然のみを第一にして人間の生活をすべて否定する人たち。すべてを0か1にジャッジする文化であれば、その二択は普通のことかもしれません。しかし、感覚的な感想ですが、特に日本やアジア地域においては、もう少し曖昧というか、全てを包容するような考え方のほうがしっくりくる人たちも多いような気がします。

この本のように、日本全国の森を実際に見て、そこで暮らす人たちと実際にお会いして、都市と森林の関係について、人間と森林の関係について、自然と人間を含むこの世界全体について、自分の経験と情報と感覚を増やしていく。そうすることで「自然」に、自然と人間とのあるべき関係が見えて来そうな気がします。

稲本さんはこの本の中で東京のような都会に暮らすことは必ずしも否定しない、と書いています。しかし、東京から見える富士山も大事にして欲しい、と。いつもそこに自然の懐があること忘れない。そうすることで自然と共存した人間の暮らし方を「自然」に選んでいけるのかもしれません。

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ドクダミ(fishherb)

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6月、密生した濃い緑の葉の上に白い花びらのように見える総苞片が一面にひろがり、その中心に棒状に小さな淡い黄色く密集した花が開花し始めます。

ドクダミの精油の成分には、デカノイルアセトアルデヒドという、「抗菌、殺菌作用」のある物質が含まれており、ドクダミ特有の香りの正体はこの成分なのです。
その他にもさまざまな有効成分が含まれ、別名ジュウヤク(十薬・重薬)とも呼ばれているそうです。

今年、この精油の一番旺盛な時期に、ドクダミ風呂を始めまてみました。
一枝分くらいの生の葉を4つにちぎってお茶パックにつめ、お風呂にうかべます。湯舟につかりながらパックをもみほぐすと、バスルームいっぱいに精油成分がひろがります。
湯舟のお湯はまろやかな感じになりました。保湿効果や保温効果もあるそうです。

多年草のドクダミは、半日陰の湿った場所を好むとても繁殖力の強い植物で、春から夏にかけて、庭一面にひろがり、とても重宝しました。
これからの季節は、夏のあいだに収穫しておいた乾燥葉を使います。

乾燥した葉は、特有の香りはなくなり薬効は少なくなるようですが、少しずつ束にして窓辺に吊したドクダミに囲まれているだけで、なんとなく癒される感じがします。

ドクダミは、「fishherb」「fishmint」などと呼ばれて海外でもとても大切にされているそうです。

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横川節子著『イギリス ナショナル・トラストを旅する』

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自然は美しい。でも、実は自然はただそこに存在しているだけで、その存在に美しさを見出すのは人間だったりする。自然を美しいと思う人間の存在はとても美しい。そして、その自然と調和して生活している姿もとても美しい。

自然との調和ある生活を愛した詩人ワーズワース。その意志を受け継いだ芸術家や思想家たちによって生まれたイギリスのナショナル・トラスト運動。この運動によってイギリスの何でもない自然や自然の中に佇む生活が、産業革命による工業化、商業化の波の中でも「大切なもの」として認識されるようになり、現在まで美しく保存され続けています。

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ハーブ畑で赤いスパイスの収穫

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春に植え付けたトウガラシの実が真っ赤に熟して、収穫どきを迎えました。

手間がかからず、たくさんの実をつけてくれるので、とてもありがたい作物です。

早速乾燥保存のため、束ねて窓辺につるすことにしました。
飾りとしても楽しめて、長期保存もできるので重宝です。

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コンパニオンプランツとしてのヤロウ

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ヤロウは、その葉の形から「ノコギリソウ」とも呼ばれていて、暑さにも寒さにも強く、放っておくと一面ヤロウになってしまいそうなくらい、とてもよく増えるハーブです。

ヤロウの根から出る分泌液には薬効があり、そばに生えている植物の病気を治し害虫から守る力があるそうです。

日野春の畑の真ん中にはヤロウがあり、ラズベリーやブラックベリーを守ってくれました。

そろそろハーブのシーズンもおわりですが、来年もまた、コンパニオンプランツとして、大活躍してくれることと思います。

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井形 慶子著『少ないお金で夢がかなうイギリスの小さな家』

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「あなたの家のいいところは」と聞かれたら、どう答えるでしょう。庭が広い。リビングルームが広い。最新のスマートホーム。駅から近い。買い物が便利。

でも、この本に出てくるのはhomely。

homelyの意味を調べると、家庭的な、素朴な、質素な。ただ住んでいて自分がもっとも心が落ち着く場所が、自分の家の一番いいところ、ということです。

たとえば、部屋の片隅に置いた小さくて古いソファ。なんでもないけどなんだか居心地がいい。そんな場所。

イギリスでは新築より中古の家の売買が多いようですが、不動産屋さんは延べ床面積を把握していないそうです。それより、1軒1軒に作りこまれた個性的な売りがあるそうで、この家じゃなくては住みたくない、という方が並んでしまう物件も。

Size is not way of showing status. 数字で表せるものは本当の価値ではないのかもしれません。

ヨットを浮かべて川の上に住んだり、風車小屋に住んだり、灯台に住んだり。でも、風変わりな人生を送っている人かといえば、そうでもなく、ロンドンの普通のビジネスマンだったりするそうです。

まだまだ画一的なことも多い日本ですが、誰かから与えられた価値判断ではなく、自分だけの価値の基準をもっと大事にする、そんな方がこれからますます増えてきそうな気がします。

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ブラックベリーの「木苺ジャム」

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植えた覚えはなかったのですが、日野春の畑にいつの間にかブラックベリーがやってきて、元気に育っていました。
濃い色に熟した実を生で食べると、フレッシュな酸味が口の中いっぱいに広がりました。

この酸味は、ジャムには最適です。
熟した実を枝からはずして、サッと洗い、砂糖をまぶして、様子をみながら、種にも栄養分があるので濾さずにそのままで・・、電子レンジで加熱しました。
冷えるとトロトロ感がとでも良い具合に仕上がりました。ペクチンが多く含まれているそうです。

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「木苺ジャム」の出来上がりです。

ブラックベリーの中にもさまざまな種類があるそうで、酸味の強いものと、完熟すると甘く生食にも向くものなど。
家庭菜園でも育てやすい果物で、栄養面でも抗酸化作用のあるポリフェノールが多く含まれ、目のつかれ改善などにも効果のある栄養素が入っているそうです。

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ヒヨドリの巣立ち

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6月25日。ヒヨドリがBOOKCAFEの前のブルーアイスに巣作りを始めておよそ1ヵ月。

今日、偶然にも庭の手入れをしようと外に出たとき、4羽のヒナたちが巣のすぐとなりの枝から、一斉に飛び立っていく姿を見ることができました。

写真のヒナは、このあとすぐに親鳥の鳴き声に呼ばれて、少し離れたこんもりとした木の中に飛んでいきました。

少し寂しくなりましたが、すくすくと大きく育ってくれるといいな、と思っています。

そして、BOOKCAFEのお店の入り口は、久しぶりに開けることができました。

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「穴守稲荷」駅前、はねだぷりんのブックカフェ羽月(うづき)さん

自転車で走っていてふと見つけてしまったブックカフェ。「BookCafe羽月(うづき)」さんは、昭和30年に初代が「食堂半分・書店半分」の店を開いたのが始まりだそうです。

実はここテレビでも紹介されたことのある「はねだぷりん」でも有名なお店なのでした。

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やさしい引き戸に誘われて店内に入ると、書店時代からの書棚に本がずらり。カフェでゆっくりくつろぎながら、そんな本たちを自由に読むことができます。

趣味の本や漫画や雑誌、アート本や志賀直哉全集もあったり、まさに本屋さんの中でのんびりできる感じ。そして、漫画「王家の紋章」の細川智栄子さんの直筆画も飾られていたり・・・と、ほんとに楽しい。

三世代にわたってコレクトされた蔵書に囲まれていると、今流行りのブックカフェともまた一味ちがう、どこか懐かしいような、親しみやすさとあたたかさを感じます。もちろん、新刊書や古書の販売もしています。

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いつもは厨房で腕を振るっていることが多いという店主の安武さんとお話ができました。

「・・・地元密着でやってきました。この場所で店を始めて私で3代目ですが、ここまでやってこられたのは、住民の皆さんのおかげです。

実は、もともとここにいたわけではないんです。米軍が空港を拡張して使うために昭和20年の9月、もと居た場所からGHQによってたった2日間で強制的に立ち退きになりまして、多くの住民の方と、穴守稲荷さんと一緒にこちらに移ってきたんです。
住民の方々に助けていただいたおかげで今があるんです。
羽田の知られざる歴史です。今はもう絶版になっているのですが、そのことを描いた絵本を、お店でお読みいただけます。

・・・6年前に改装して書店の奥でカフェをはじめて、少しずつカフェのスペースを広げたんです。
これからも地元の方々に何か恩返しをしていきたい、という気持ちが強いですね。」

「はねだぷりん」(写真は「大地」) 濃厚でなめらかな「大地」 昔ながらのカスタード「大空」 柔らかな食感の「幸福ミルク」

「はねだぷりん」(写真は「大地」)
濃厚でなめらかな「大地」
昔ながらのカスタード「大空」
柔らかな食感の「幸福ミルク」

「はねだぷりんの存在がカフェを開かせてくれたんですよ。」と、安武さん。

「近くで居酒屋さんをしていた方が開発されたプリンなんです。その方の、駅前にお店を出したいという思いと、私の方でも、何かもっと地元の方に喜んでもらえる方法はないか?と考えていたところでしたので、その思いが一つになって、販売することになったんです。」

最近では、ワインの試飲会やクラシックのコンサートなどを開いて、地元の活性化にも力を入れているそうです。

厳選した材料をつかって、店主みずから丁寧に手作りしている「はねだぷりん」は、ひとくちで思わず笑顔になってしまう、本物の美味しさ。そして、「多くの人たちにもっと本に触れてもらいたいと思っています。」という安武さんの言葉が、とても印象に残りました。

美味しいプリンとこの心地よさを味わいに、またぜひ立ち寄ってみようと思います。


お店へのアクセス
品川駅から「京急空港線」で15分。 「穴守稲荷」駅前、徒歩0分です。
〒144−0043東京都大田区羽田4-5-1
TEL:03-3741-1817
東京土産にもぜひどうぞ。

営業時間
平日 8:00~21:00
土曜 10:00~21:00
祝日 11:00~19:00

安武さんのブログサイトはこちらです。
http://ameblo.jp/syotentaisyou207/

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水田のこと。

写真は田植え時

写真は田植え時

いよいよ水田が美しい季節になってきました。
ベランダの小さな水田でも種から育てた稲が元気に育っています。

稲作は、温室効果ガスである二酸化炭素を吸収することに貢献しているそうです。 その反面、二酸化炭素よりも温室効果が高いとされるメタンガスが発生する、という問題もあるそうです。

田んぼの土の中には酸素が少ないとメタンを作る微生物が住んでいて、水を張ると土の中の酸素が少なくなって、メタンガスが発生します。田んぼの水を「張る」と「抜く」を繰り返し、田んぼの土を酸素に触れさせる機会を作ると、メタンガスの発生量を抑える効果がある、ということです。

ベランダの小さな水田も、ときどき、土が水に浸っていない状態にして、空気に触れさせる機会を作っています。

農薬を使わず、藻や水草が茂って、様々な生き物が棲めるようになれば、水の中が活性化されて、メタンガスの発生も抑えられるのだそうです。

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昆虫を求めて世界へ 佐藤 勝さん

昆虫を求めて世界中を駆け巡っている、「昆虫博士」である佐藤勝さんにお話をうかがってみました。

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GC「昆虫に関して、いままでで一番嬉しかったことは何ですか?」

南大東島でヒサマツサイカブトというカブトムシを見つけて、新種として認可されたことが、とびあがるようにうれしかったですね。

生まれたときから昆虫が好きで、40年あまりその道一本で虫を追いかけてきました。挫折せずに続けてきて良かった、という思いです。

GC「新種を見つけたことがきっかけで、本を出版されたそうですね?」

新種を見つけたことが新聞の記事になったんです。でも、それだけでは物足りない気がしましたので本を出しました。たくさんの方々に読んでいただきたいです。

「珍虫ハンターの海外旅行記」(文芸社刊)

「珍虫ハンターの海外旅行記」(文芸社刊)

GC「本のお話をもう少し聞かせてください。」

海外で新種を見つけたい、という思いから、世界80カ国あまりを訪問した「旅行記」になっています。
昆虫以外にも、リゾート地や、観光、グルメも載っています。昆虫というと苦手で敬遠する人も多いですからね。(笑)
海外旅行の観光案内としても、利用していただける内容になっています。

GC「ところで、少年時代と大人になってから、昆虫との関わりで変わったことはありますか?」

子どものころは、昆虫だったらなんでも、という感じで、アミ(補虫網)を使って、蝶とかトンボを追いかけていました。
18才のころから標本を作り始めたのですが、そのあたりから、アミを持っていると笑われたりしまして・・・、恥ずかしさもありましたので、
アミを使わずとれるムシですね、カブトムシ、クワガタムシ、コガネムシ、カミキリムシを追いかけるようになりました。

GC「昆虫の魅力をおしえてください。」

タマムシやコガネムシの色の美しさ。カミキリムシではルリボシカミキリという水色の美しいムシがいます。クワガタムシやカブトムシは色は地味ですが、強靭なボディが魅力です。
中でもカミキリムシは種類も多いのでこれからも追い続けていきたいです。

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GC「今後の希望や夢をお聞かせください。」

今の目標は世界100カ国を訪問することです。
現在日本以外で、96カ国に行きましたので、「マジック4」です!
今度の夏休みには到達する予定です。
もちろん、海外でも新種を見つけたいです。

そのあとの目標は、101カ国目の旅行で、プロポーズをしたいですね。
「101カ国目のプロポーズ」です。今はまだお相手はおりませんが・・・。
「昆虫と結婚したら?」などとよく言われるのですが、昆虫と結婚する気はありませんからっ!

それと、いつか珍獣ハンター・イモト(イモト アヤコ)さんとテレビで共演してみたいです。
自分は?もちろん「珍虫ハンター」としてですっ!

GC「それは楽しみです! 本日は、ありがとうございました。」

「珍虫ハンターの海外旅行記」(文芸社刊)はこちらで購入できます。http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-15152-6.jsp

佐藤勝(さとうまさる)さんのプロフィール
1974年9月27日東京都調布市生まれ
東洋大学短期大学英文学科卒業

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ベランダで菜園

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緑の風が吹いてる。

遠くに山々が広がって見える。

稲もぐんぐん伸びてる。

ゴーヤーのプランターには、ゴーヤー以外のざまざまな草たちも伸びて、ジャングルみたいな世界を見せてくれています。

バジルの甘い香りと、ローズマリーのさわやかな香りに、いつまでも吹かれてたい気分になりました。

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さくらんぼのクラフティ

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季節の果物を使ったクラフティは、定番のおやつです。
今の季節はさくらんぼ。これからの季節はブルーベリーも良いですね。
秋にはラ・フランスで作るのが今から楽しみです。

材料は、小麦粉、砂糖、卵、牛乳、そしてコーンスターチが手元になかったので、代わりに米粉を使ってみました。香りづけにラム酒を入れました。
全部まぜあわせて、耐熱皿に流し込み、さくらんぼも入れます。
200℃のオーブンで40分焼いたら、出来上がり。

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果実からいただくもの

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「薬を使っていないし、こんなだけど・・・、今年はたくさん採れたのよ。」と言いながら、形や大きさがいろいろで傷もあったりするけれど、ご主人と一緒に収穫したという梅の実を、我が家にも分けてくださったご近所のHさん。
お庭の大きな梅の木にハシゴをかけて、お二人で実を採っている姿を思い浮かべると、心がほっこりしました。

できあがった梅シロップに、氷を浮かべて溶けていくのを楽しんだり、
ソーダで割って一気に暑さをふきとばすのも気持ちよい。

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梅の実を洗ってヘタを取り、水気をしっかり拭きとります。
果汁がでやすくなるように竹串で穴をあけて砂糖と交互にして漬け込みます。
梅果汁が砂糖に溶け込んだらできあがり。

取り出した梅の実は、煮込んでジャムにしてみました。

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村上春樹著『アンダーグラウンド』

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60人の地下鉄サリン事件の被害者、関係者の声が掲載されたノンフィクション作品。

村上さんは最後にこんな内容のまとめを書いています。
「帰依した人々の多くは、(中略) 自我という貴重な個人資産を麻原彰晃という「精神銀行」の貸金庫に鍵ごと預けてしまっているように見える。(中略)それは彼らにとってある意味ではきわめて心地の良いことなのだ。何故なら一度誰かに預けてさえしまえば、そのあとは自分でいちいち苦労して考えて、自我をコントロールする必要がないからだ。」

しかし、「もしあなたが自我を失えば、そこであなたは自分という一貫した物語をも喪失してしまう。(中略)あなたはその場合、他者から、自我を譲渡したその誰かから、新しい物語を受領することになる。」
それが「何かのために血にまみれて闘う攻撃的な物語だった」としても。

自他の接点として、人は自分だけの物語を作る必要がある。
そしてその物語を通して、社会の中で生きていくことができる。

その物語は自分で書くのだから、いつでも修正ができる。
他人にあわせて。社会や状況にあわせて。

いくら下手な物語でも、きちんと自分で書いていれば、
いつかは誰かとつながることができる。

でも、上手(じょうず)や下手(へた)、勝ちや負けでしか判断されない社会で、
上手く書くというプレッシャーから自分らしい物語が書けなかったり、
他人は簡単に勝ちを手に入れていると勘違いして、地味な努力が億劫になったり。

そんなとき、自分の物語の書き手の権利を、特定の人や集団に預けてしまったら、
それは極楽な世界が待っている。
正義の物語は誰かが書いてくれて、勝手に上から下りてくる。

たとえ、何の罪もない普通の人たちが精神的、肉体的に犠牲になることが判っていても、
上から下りてくる正義の物語を生きていれば、
目の前の生身の相手に合わせて修正すらしなくていい。

地下鉄サリン事件の実行犯は5人。逮捕者は約40人。
もしこの僅かな人数の人たちが、自分の物語を自分で書くことを続けていたならば、
13人の方が亡くなり、約6,300人の方が負傷したこの事件は発生せずに、
1995年3月20日もただ普通の平和な1日であったのかもしれない。

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野田又夫著『デカルト』

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人それぞれ蓄積した感情がある。人それぞれ固定された立場がある。

でも、デカルトが大事にしたのは、自分の感情はいったん排除して、対象をあるがままに捉える努力をすること。
そのうえで、自分の自由な意志で判断すること。

誠実さを持って目の前の「今」を判断すること。
その逆は、偏見のまま対象をよく見ずに、誰かの言葉に基づいて判断すること。

対象を自分の目で直接見れば自分の中の世界が広がる。
自分自身で判断すれば、自分の中の判断力(善を見出す力)が身につく。
簡単ではないけれど、それは自分が伸びるための生き方かもしれない。

ただし、デカルトは「対象を客観的に見て自分で判断する生き方」を他人に強制する気は更々無いと言う。

なぜなら、デカルトは一人一人の自由な意志による判断を最も大事にしているから、らしい。

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シンプルな文庫本バッグ

シンプルに、文庫本一冊を持っていく。

公園に。
海辺に。
川べりに。
・・・。
そして、ゆったりと、シンプルな時間を過ごす。

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天然素材の麻紐で、小さなバッグを編んでみました。

クラフト用の麻紐をかぎ針編みで、グルグルと編んでいきます。持ち手も後付けではなく、グルグルと編みながらなので作り方もシンプルです。

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ちょうど日没の時刻ころに、小雨が降り出しました。
どんよりとしたお天気。
まだ空は薄明るく山の端ははっきりとしている。

暗さが深くなってくると、川の近くにホタルの光がぽつぽつと。
小さい光がときどき大きく光る。

ホタルたちは、小さな光だけがふわふわと浮遊しているようでした。

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ヒヨドリの来店

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ドア横のブルーアイスに巣作りを始めたヒヨドリ。
巣が本格的になってきたので、ドアを一時的にCLOSEしました。
他の入口からご来店いただけます。

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「苗ひと株ひと株に目が行き届くこと」日野春ハーブガーデンの芝崎憲吾さん

日野春ハーブガーデン。標高600メートル、JR中央線日野春駅から歩いて15分。南アルプス、八ヶ岳、富士山を望む高台に、その「美しい庭」はあります。6月、7月はハーブが一番美しい季節。梅雨の合間の爽やかに晴れた日に、日野春ハーブガーデンの芝崎さんを訪ねました。

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到着したのはお昼すぎ。直売所にもなっているハウスを覗いてみると、はるか遠くまで何列にもハーブが並んでいます。そんな中をカゴを片手に多くのお客様がハーブ苗を選んでらっしゃいました。

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取材班もさっそくお仕事開始、とカメラを構えたものの、小さな花をたくさんつけたハーブたちがどれも可愛くて、何を撮ろうか迷ってしまいます。「ハーブ好きにはココ(日野春ハーブガーデン)は超有名。」と、ちょうどタイムの株を探していたという女性の方。「写真なら外の庭がいいわよ。」と教えてくれました。

ハウスの外は大きく育った地植えのハーブたちがたくさん。

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そんな中で芝崎さんが苗の手入れをされているところでした。

GC「ここはとても心地いい環境ですね」

はい。働いていても毎日がとても心地いいです。ですので、私たちも植物たちが心地いいように、なるべく自然に近い状態で育てるということを心がけています。できるだけ肥料も少なく、植物の持っている生命力を伸ばすということです。この場所は七里岩の上にあるので、風通りがよく乾燥していて、 雨も少ない。ハーブには最適の場所です。

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GC「ハーブって育てるのが難しいイメージですが」

難しくはありません。初心者の方にもおすすめです。ハーブは、ヨーロッパ地中海のものが多いので、からっと乾燥した気候を好みます。風通しよく、水をやりすぎないのがポイントです。雨には蒸れやすいので雨の多い季節の前に選定をかねて刈りこむといいですね。

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GC「これから育ててみたいという方におすすめのハーブはあります?」

タイム、なかでも、こんもりするタイプがお勧めです。(ほふくするタイプは、蒸れやすいので。。。)ベルガモット、カモミール、マロウ系もお勧めです。ローズマリーも暖かいところだったら大丈夫です。

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GC「日野春ハーブガーデンの今後を教えてください。」

2014年の大雪で大事な温室がやられてしまいました。しかし、それまで以上に、農薬などを使わず自然に近い状態で育てることをこころがけるようになりました。できるだけ自然で元気な苗をお届けして、お客様に喜んでいただけることが一番です。苗ひと株ひと株に目が行き届くことを大事にして続けていきたいです。

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芝崎さん目当てのお客様も多くて、取材中もひっきりなしに声がかかります。植物ひと株ひと株だけでなく、お客様ひとりひとりを大切にされている芝崎さんのお仕事を少しだけ垣間見ることができました。

日野春ハーブガーデン
〒408-0026 山梨県北杜市長坂町日野2910
電話 0551-32-2970
10:00~17:00 年中無休
http://www.hinoharu.com/ (通販でも買えます。)

kusabanajikan

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ケン・シーガル著『Think Simple』

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スティーブ・ジョブズはたとえ大企業になっても、大企業らしい行動には強く抵抗した。
それは、何かを実現するには「大」は不要であるから。

「考えることは大きく、それ以外は小さく。」

もし、企業を見事に骨抜きにしたければ、
役職をできるだけ多く作ればいい。

社内の複雑な仕組み。それは仕事が進んでいなくても仕事をした気になる人を増やす。

複雑な文章や資料。それは目新しさが全く無くても、自分がすごい論を展開している気にさせる。

複雑はいとも簡単。シンプルはとても難しい。

ある撮影現場で、自分をアピールしてきた彼とのやりとり。
スティーブ「それで君は何の仕事をしているんだい?」
彼「(有名な)広告代理店の管理職です」
スティーブ「そうか、オーバーヘッドだな」

※オーバーヘッド=それが存在することでシステム全体の負荷になるもの。

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シンプルな華道。

シンプルをつくる。

小さな器1つと身近な草を1種類。
いまの季節のいまの瞬間を小さく表現する。

それは俳句のような、
シンプルな華道。

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ジャガイモでクレープ

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キッチンハーブとして自宅で育てているイタリアンパセリ、それと畑で獲れたにんにくを使った、ジャガイモのクレープ。

ボウルに、ごく細切りにしたジャガイモ、イタリアンパセリのみじん切り、にんにくのみじん切り、塩・コショウをして、卵を加えて混ぜ合わせます。バターを溶かしたフライパンで両面を焼いてできあがり。

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やがて芽になるもの。

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収穫しそびれて冬を越したルッコラ。春にたくさんの花が咲いたので、
種を採ることに。

さやは二つの部屋に分かれていて、
小さな黒い粒がびっしりときれいに並んで入っていました。

黒と言っても微妙に様々な色がついています。

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自由が保障されている国。

居住の自由。
移動の自由。
職業の自由。
食べ物の自由。
政治的自由。

自由に自分が善と思うものを選べて、
いかなる統制や干渉もされない。
それはとてもありがたい。

世界中にはまだ全く自由の無い国・地域もたくさんある。
そこに住む人たちに対して、すぐにできることは、あまりないけれど、
(何かできることはいますぐするべきだけれど)

いまある自由をありがたく思うことだけは、いますぐにできる。

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ジュリアン・モア著『南仏プロヴァンス料理紀行』

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ジュリアン・モア著 角田 俊、パトリス・ジュリアン監訳『南仏プロヴァンス料理紀行』

アラブの方々が大切にするオリーブの木は、西洋のものでも東洋のものでもない祝福された木と呼ばれているそうです。にんにくとオリーブ油とハーブをふんだんに使うプロヴァンス料理の、誰でも簡単に作ることのできるレシピがこの本には載っています。

その材料は身近なところで得られるものばかり。森の幸、山の幸、薬草、きのこ、いちじく、アーモンド、オリーブ、はちみつ、ワイン。

そしてプロヴァンスは、よその土地からも多くの恵みを受けています。ぶどうを持ち込んだのはギリシア人。オリーブはローマ人。唐辛子はスペイン人。ミントはアラブ人から。

レストランのオーナーシェフであるミッシェルさんは言います。「あんたの食べるものが、あんた自身を表すんだよ。私自身は楽しみで食べる。おかげでいつも健康だ。楽しむことに罪悪感をもっちゃいけないね」

自然からの恵み、人からの恵みをありがたく受けて、のんびりと楽しんで暮らすプロヴァンスの人たちの様子が、この本から垣間見えます。

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PRESS PARIS『東京のパリ案内』

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東京は良い街だと思う。海外からの多くの文化が集まり、融合し、そして東京という新しい文化が作られているから。

まず、その国に行く。それが最も正しい。遠くから何を言ったって何も始まらないし、何ひとつわからない。でも、たとえ足繁く現地に行けなかったとしても、自分と異なる文化に日常的に触れるだけで、固定されていた視野は思っていたよりぐんと広がる。

この本では東京で体験できるフランスが数多く紹介されている。それはよくある料理や雑貨のイメージを超えて、東京在住のフランス人向けの施設であったり、フランス人と会話のできる場所だったりも紹介されているところがいい。6年前の本だけれど、いまも十分に使える。

自分のライフスタイルが一番だとつい思ってしまう島国的、ムラ的な何かを積極的にOFFにして、違う文化を味わう、受け入れる余裕をいつも持っていたい。そして、それを実現させてくれる東京という街は、やはり良い街なんだろうなと改めて思う。

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バジルとジャガイモのグラタン

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自分で育てたジャガイモとバジル。そして地元産のアスパラガスで作ったグラタン。

薄くスライスしたじゃがいもをバターでいためて、柔らかくなったら牛乳を加えて煮込みます。とろみがでたら、耐熱容器に移して、バジルの葉と、炒めたアスパラガス、チーズをトッピング。オーブンでチーズがジリジリと焼けてきたらできあがり。

バジルはつぼみが出そうな部分を少しずつ収穫すると、わき芽が伸びてまたたくさん収穫できます。

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司馬遼太郎著『人間の集団について』

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普通の会社は自称100の人を集める。入社後も100を装い、会社は社員の100の装いに満足する。そして、組織全体の偽装や隠蔽や数のごまかしが後を絶たない。

なぜ、自称10とか20の正直な人を尊重しないのだろう。
なぜ、一緒になって10が11に、11が12になる一番楽しい過程を楽しまないのだろう。

ゆっくりを、ていねいに。

縫う。編む。組み合わせる。運ぶ。並べる。
買ってくれる。
嬉しい気持ちになる。
たぶん、
ゆっくりは、ていねい。

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村上春樹著『羊をめぐる冒険』

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混沌が秩序であり、秩序が混沌である。
混沌を単純な秩序に置き換えることを逃避という。
混沌の中に複雑な秩序を見出すことを努力という。
宇宙も混沌のままで様々な法則がある。
それはとても複雑な数式で成り立っている。
一見して秩序があるとは思えないような数式で成り立っている。

土壌も人間が耕す前は微妙な秩序によって成り立っている。
耕すことで土壌の秩序は乱れ、新たに秩序を保つために、
いろいろな努力をしなくてはいけない。
人間が知恵で作り出した秩序には、枠が生じ、内と外が生じる。
そして、 雑草や獣などの秩序を乱すものの問題が出てくる。

テロリズムは混沌では無い。手段は個人であるがそれを動かすのは原理主義という単純化された枠。
枠を作れば他の枠との衝突が必ず生じる。

環境問題も個人の欲望の結果では無い。
高度資本主義という枠。
その枠の中で秩序を乱さないという意識が、
大量消費に同調して生活することになる。

例えば隣の家が車を買えば、うちも買いたい。それは個人の欲望ですらない。
同調するための欲望。
うちだけ車無しというのはありえない、という同調。

最近はその枠を感じない人たちや、
枠の中の偽秩序を感じない人たちも増えてきた。

それはある思想で無視しているというよりも、
自然に枠を感じなくなっているのかもしれない。

フランスやベルギーでテロがおこっても、
一方的な感情だけでは本質を見い出せないという声をネットで多く聞くようにもなった。
これは宗教という枠同士の争いということを肌で感じているからかもしれない。
そして自らはそのいずれにも属さないということを、自然に感じているのかもしれない。

枠の外に出て、自分の足で立って、自分で考える。
混沌の中に、秩序を自分で見出す努力をする。
広大な宇宙に秩序を見つけ出す努力を科学者が続けているように。

枠は内と外とを生み出し、衝突を招く。
敵を作り出す。
そして、その内側でもその偽秩序を保つために、
無駄とも言える努力をしなくてはいけない。

そしてその結果、その内も外も幸せから離れてしまう。

多様性という混沌のままで複雑な秩序を見つけ出すことは、
枠を作ることよりも、ものすごく大変だけど、

それはきっと心と世界に平和をもたらすものと思う。
それが宇宙を含めた自然な在り方だと思う。

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パトリスジュリアン著『生活はアート』

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料理を出すお店を経営しているとき、彼はスタッフに庭の手入れから1日をスタートさせていました。それは、まず掃除からさせるような精神論的な意味ではなく、五感を研ぎ澄ますためだったようです。

庭の植物を手入れし、植物と対話し、今日の天気、温度、湿度を肌で感じ、音を聞く。香りを嗅ぐ。そうしてから今日のための、今日の一期一会のための、料理を作り始める。結果ではなくてその過程を大切にする。その過程の中に相手の人をとても大切に思うすべてが入っている。そんなことをこの本を読んでいるととても感じます。

結果だけを求めると、お客様も「結果」に見えてきます。お金を持ってくる「結果」。どんな顔をしてようが、どんな服を着てようが、関係ありません。

お店を装飾するための植木、高級感を出すためのインテリア、お金をたくさん払ってくれるための料理。そして「自分たちのための結果」という顔の無い人を呼びこむための広告。そんなものたちを強く否定して、人と人、人と自然のシンプルな関係に戻ったときに、本当に幸福感ある生活や仕事ができるようになるとこの本は教えてくれます。

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かわしまよう子著『草手帖』

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一般的に雑草と呼ばれそうな草たちが丁寧に紹介された本。で、一番おもしろいのが巻末の「草むしりのコツ」。雑草を愛おしく思ってるはずなのに、とちょっと意外な気もしますが、草むしりのコツは、その植物をよく知ること、と教えてくれます。

私も畑をしているので、あまりに邪魔な草たちは抜きます。でも、長年、畑をしていると、そんな草たちの名前や生態をよく知ることになるので、イタズラを仕掛けてくる友達のような気さえしてくるのです。

おまえはしつこいやつだなとか、おまえはけっこうあっさり抜けるけど、次行くとほんと元に戻ってるよな、とか。

たしかに、この本の言われるとおり、名前もどんな性格かも知らずに、俺の領域に生えてきたやつは邪魔者だと抜いてしまうのは、自然に対して本当の礼儀知らずなのかもしれません。(土地の所有は人間の勝手な仕組みなわけで、だいたいその俺の領域とやらは、本来俺の持ち物ではないわけだし。。)

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西畠清順著『教えてくれたのは、植物でした』

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「どんな植物でも、みな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方でこれを雑草としてきめつけてしまうのはいけない。」これは昭和天皇のお言葉。

雑草どころか人間さえもそんな風に扱ってしまうことは無いだろうか?自分に都合のいい一方的な考え方で。子どもの頃から雑草を抜くことを覚えると、自分に利益が無かったり害があったりするものは抜いてしまえばいいという習慣になるのかもしれない。そんな大人もたくさんいる、特にその集団が不自然な場合に。

家族や友人は自然な集まりだからそれはあまりない。でも、自然ではない集団には何か一方的な価値観を維持する必要があるので、「それを乱すもの」や「害に見えるもの」は排除する必要がある。そう考えると、一方通行な価値観の強制が世界や環境を平和から遠ざけてるとさえ言えるかもしれない。

植物にももちろん排除はある。自己防衛もある。自分のそばに余計なものが生えてこないように、あの手この手で。でも、相手を抜いてしまうようなことはない。きれいに取り除いてすっきり、ということはない。

植物を見ていると、抵抗はするのだけど、完全にはそうはならないという世界が、本当の平和な世界な気がしてくる。妥協が日常な世界。まあいいか、という世界。植物は喋らないけれど、「おれも頑張ってるんだぜ、ぜんぶがうまくいくわけじゃないけど」と言って笑ってる気もする。

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ウォルター・アイザックソン著/井口耕二訳『スティーブ・ジョブズ』

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私がこの本から得ることができたもの。それは誰かの言葉で生きることをやめられたこと。自分の言葉を信じられるようになったこと。

世界は多くの要素で成り立っている。人も全く同じ生き方の人はいない。同じ生き方をする必要もない。そして、自分に必要なものは人それぞれに異なるはず。

多くの要素で成り立つ世界から自分の栄養を作り出すには、まずは大きく広く受け入れなければいけない。探し当てるのではなくて、大きく広く受け入れる。そして、そこから自分の言葉に作り上げなくてはいけない。自分が作り出した言葉だけが、自分が歩く栄養となるのだから。

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村上春樹著『1Q84』

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その分かれ道がどこであったかをその時に知ることは難しい。後から気づくことさえも難しい。

もしかすると、その分岐のどちらを選ぶかは、生まれながらにして予め決められていたのかもしれない。

でも、ある分岐を通過することで、もうひとつの世界に足を踏み入れることになる。とても自然に。とてもあたりまえに。

そしてその世界は目に見えない壁に囲まれ、自分で自分を監視しながら、永久にループしている。何事もなく平穏にループしている。それを維持するために、自分の中の何かを捨てて、誰かの犠牲には目を閉じて。

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ALPS BOOK CAMP 2015

本だけでなく、クラフト雑貨あり、野菜中心のフードあり、音楽ありの、湖畔からの風が心地よい野外イベント。

本と自然、というテーマが明確なので、集まる人たちも自然に同じ空気感で、これからの時代にあった普通な人たちが、普通に集まってくる、そんな場やイベントづくりの勉強にもなりました。

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2014-10-01 OPEN

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GCBOOKCAFEは買えない本と、タダのエスプレッソしかないカフェです。コーヒーを飲みに、本を借りに、ぜひご利用ください。