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かわしまよう子著『草手帖』

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一般的に雑草と呼ばれそうな草たちが丁寧に紹介された本。で、一番おもしろいのが巻末の「草むしりのコツ」。雑草を愛おしく思ってるはずなのに、とちょっと意外な気もしますが、草むしりのコツは、その植物をよく知ること、と教えてくれます。

私も畑をしているので、あまりに邪魔な草たちは抜きます。でも、長年、畑をしていると、そんな草たちの名前や生態をよく知ることになるので、イタズラを仕掛けてくる友達のような気さえしてくるのです。

おまえはしつこいやつだなとか、おまえはけっこうあっさり抜けるけど、次行くとほんと元に戻ってるよな、とか。

たしかに、この本の言われるとおり、名前もどんな性格かも知らずに、俺の領域に生えてきたやつは邪魔者だと抜いてしまうのは、自然に対して本当の礼儀知らずなのかもしれません。(土地の所有は人間の勝手な仕組みなわけで、だいたいその俺の領域とやらは、本来俺の持ち物ではないわけだし。。)