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野田又夫著『デカルト』

16062902

人それぞれ蓄積した感情がある。人それぞれ固定された立場がある。

でも、デカルトが大事にしたのは、自分の感情はいったん排除して、対象をあるがままに捉える努力をすること。
そのうえで、自分の自由な意志で判断すること。

誠実さを持って目の前の「今」を判断すること。
その逆は、偏見のまま対象をよく見ずに、誰かの言葉に基づいて判断すること。

対象を自分の目で直接見れば自分の中の世界が広がる。
自分自身で判断すれば、自分の中の判断力(善を見出す力)が身につく。
簡単ではないけれど、それは自分が伸びるための生き方かもしれない。

ただし、デカルトは「対象を客観的に見て自分で判断する生き方」を他人に強制する気は更々無いと言う。

なぜなら、デカルトは一人一人の自由な意志による判断を最も大事にしているから、らしい。