1人が行動しても、世界はほとんど何も変わらない。
1本の木を植えても、世界はほとんど何も変わらない。
もともと自分たちのものでもない自然を自分のものと勘違いし、
森を破壊し、海を破壊し、清浄な空気を破壊し、
すべてを使い果たし、
わずかに残った資源をめぐって最後まで争いを続ける。
地球が許してくれる範囲を、精巧なシステムを、
自分たちでますます狭く不自由に改変し、
狭い檻の中で覇権を争う。
誰かが声高に叫ぶ。
1人が行動しても、世界はほとんど何も変わらない。
でも、それは彼に対しては何の影響も与えなかった。
なぜなら、変わるから行動するのではないから。
自分の中の本当の声に従って、ただ行動をしているだけだから。
たった1人の行動でも、世界は変わる。
たった1本の植樹でも、必ず世界は変わる。
そんな希望をもらうことのできる1冊です。
おすすめの本
『木を植える男 ポール・コールマン 4万1000キロ徒歩の旅』
菊池 木乃実(著) 角川書店