440と世界規格
最近、作業場にあるレコードプレーヤーのピッチのつまみを操作して、異なる回転で音楽を聴いてみている。少しだけピッチを変えるだけで全然違った音に聴こえてくるから不思議だ。声も音も躍動感にあふれ、聴いてるだけで嬉しくなってくる。村上春樹著「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」で、音楽の無い世界で「ダニー・ボーイ」のメロディを思い出した時の感動に近いのかもしれない。 Aの音は440Hzと決まっている。ISOでもそう決められている。しかし、その音を少しずらすだけで、違った世界がどこまでも広がっていく。もちろん録音したときのチューニングや、編集したときのチューニングまではわからない。でも、ピッチを … 続きを読む