GMナタネの自生調査と河川の水質調査に参加しました。水質調査は今年で3回目でした。
世界的な経済団体や国際的な政府機関において、最近特にエネルギーや食糧について警鐘を鳴らしていますが、エネルギー不足を煽ることによる原発または核融合炉の推進、食糧不足を煽ることによる遺伝子組み換え作物の推進には十分に注意する必要があると考えます。
演出的な経済制裁によって化石燃料と化学肥料が制限されているなか、自然エネルギーや有機栽培による農産物の不安定さを強調することで、原発・核融合炉や、化学肥料・遺伝子組み換え農産物への反対は人道的ではないと誘導される可能性もあります。
作物に対しても、当然ながら人間に対しても、遺伝子操作の悪用はいつかその代償を払うことになるでしょう。現代の人間の「安全」のための安易な遺伝子操作、遺伝子治療のツケは、未来の多くの人間や自然界の生物全体が払うことになってしまいます。
また、化学肥料であっても有機肥料であっても、一律に店頭に並ぶ商品野菜のための過剰な肥料・薬剤の投与は、土を汚し、水を汚し、生物全体を汚してしまいます。
無施肥・無耕転の自然農の世界は、異様で狂信的なエコロジーではなく、人間と野菜、そして自然とのごくあたりまえの生命のつながりです。日本においてもロシアのダーチャ(дача)のような、郊外の家庭菜園を持つ人が増えて、そして自分たちのための自然な食物づくりが増えることを願っています。