横川節子著『イギリス ナショナル・トラストを旅する』

自然は美しい。でも、実は自然はただそこに存在しているだけで、その存在に美しさを見出すのは人間だったりする。自然を美しいと思う人間の存在はとても美しい。そして、その自然と調和して生活している姿もとても美しい。 自然との調和ある生活を愛した詩人ワーズワース。その意志を受け継いだ芸術家や思想家たちによって生まれたイギリスのナショナル・トラスト運動。この運動によってイギリスの何でもない自然や自然の中に佇む生活が、産業革命による工業化、商業化の波の中でも「大切なもの」として認識されるようになり、現在まで美しく保存され続けています。 おすすめの本 『イギリス ナショナル・トラストを旅する』横川 節子(著) … 続きを読む

ハーブ畑で赤いスパイスの収穫

春に植え付けたトウガラシの実が真っ赤に熟して、収穫どきを迎えました。 手間がかからず、たくさんの実をつけてくれるので、とてもありがたい作物です。 早速乾燥保存のため、束ねて窓辺につるすことにしました。 飾りとしても楽しめて、長期保存もできるので重宝です。

コンパニオンプランツとしてのヤロウ

ヤロウは、その葉の形から「ノコギリソウ」とも呼ばれていて、暑さにも寒さにも強く、放っておくと一面ヤロウになってしまいそうなくらい、とてもよく増えるハーブです。 ヤロウの根から出る分泌液には薬効があり、そばに生えている植物の病気を治し害虫から守る力があるそうです。 日野春の畑の真ん中にはヤロウがあり、ラズベリーやブラックベリーを守ってくれました。 そろそろハーブのシーズンもおわりですが、来年もまた、コンパニオンプランツとして、大活躍してくれることと思います。

井形 慶子著『少ないお金で夢がかなうイギリスの小さな家』

「あなたの家のいいところは」と聞かれたら、どう答えるでしょう。庭が広い。リビングルームが広い。最新のスマートホーム。駅から近い。買い物が便利。 でも、この本に出てくるのはhomely。 homelyの意味を調べると、家庭的な、素朴な、質素な。ただ住んでいて自分がもっとも心が落ち着く場所が、自分の家の一番いいところ、ということです。 たとえば、部屋の片隅に置いた小さくて古いソファ。なんでもないけどなんだか居心地がいい。そんな場所。 イギリスでは新築より中古の家の売買が多いようですが、不動産屋さんは延べ床面積を把握していないそうです。それより、1軒1軒に作りこまれた個性的な売りがあるそうで、この家 … 続きを読む

ブラックベリーの「木苺ジャム」

植えた覚えはなかったのですが、日野春の畑にいつの間にかブラックベリーがやってきて、元気に育っていました。 濃い色に熟した実を生で食べると、フレッシュな酸味が口の中いっぱいに広がりました。 この酸味は、ジャムには最適です。 熟した実を枝からはずして、サッと洗い、砂糖をまぶして、様子をみながら、種にも栄養分があるので濾さずにそのままで・・、電子レンジで加熱しました。 冷えるとトロトロ感がとでも良い具合に仕上がりました。ペクチンが多く含まれているそうです。 「木苺ジャム」の出来上がりです。 ブラックベリーの中にもさまざまな種類があるそうで、酸味の強いものと、完熟すると甘く生食にも向くものなど。 家庭 … 続きを読む

ヒヨドリの巣立ち

6月25日。ヒヨドリがBOOKCAFEの前のブルーアイスに巣作りを始めておよそ1ヵ月。 今日、偶然にも庭の手入れをしようと外に出たとき、4羽のヒナたちが巣のすぐとなりの枝から、一斉に飛び立っていく姿を見ることができました。 写真のヒナは、このあとすぐに親鳥の鳴き声に呼ばれて、少し離れたこんもりとした木の中に飛んでいきました。 少し寂しくなりましたが、すくすくと大きく育ってくれるといいな、と思っています。 そして、BOOKCAFEのお店の入り口は、久しぶりに開けることができました。

「穴守稲荷」駅前、はねだぷりんのブックカフェ羽月(うづき)さん

自転車で走っていてふと見つけてしまったブックカフェ。「BookCafe羽月(うづき)」さんは、昭和30年に初代が「食堂半分・書店半分」の店を開いたのが始まりだそうです。 実はここテレビでも紹介されたことのある「はねだぷりん」でも有名なお店なのでした。 やさしい引き戸に誘われて店内に入ると、書店時代からの書棚に本がずらり。カフェでゆっくりくつろぎながら、そんな本たちを自由に読むことができます。 趣味の本や漫画や雑誌、アート本や志賀直哉全集もあったり、まさに本屋さんの中でのんびりできる感じ。そして、漫画「王家の紋章」の細川智栄子さんの直筆画も飾られていたり・・・と、ほんとに楽しい。 三世代にわたっ … 続きを読む

水田のこと。

いよいよ水田が美しい季節になってきました。 ベランダの小さな水田でも種から育てた稲が元気に育っています。 稲作は、温室効果ガスである二酸化炭素を吸収することに貢献しているそうです。 その反面、二酸化炭素よりも温室効果が高いとされるメタンガスが発生する、という問題もあるそうです。 田んぼの土の中には酸素が少ないとメタンを作る微生物が住んでいて、水を張ると土の中の酸素が少なくなって、メタンガスが発生します。田んぼの水を「張る」と「抜く」を繰り返し、田んぼの土を酸素に触れさせる機会を作ると、メタンガスの発生量を抑える効果がある、ということです。 ベランダの小さな水田も、ときどき、土が水に浸っていない … 続きを読む

昆虫を求めて世界へ 佐藤 勝さん

昆虫を求めて世界中を駆け巡っている、「昆虫博士」である佐藤勝さんにお話をうかがってみました。 GC「昆虫に関して、いままでで一番嬉しかったことは何ですか?」 南大東島でヒサマツサイカブトというカブトムシを見つけて、新種として認可されたことが、とびあがるようにうれしかったですね。 生まれたときから昆虫が好きで、40年あまりその道一本で虫を追いかけてきました。挫折せずに続けてきて良かった、という思いです。 GC「新種を見つけたことがきっかけで、本を出版されたそうですね?」 新種を見つけたことが新聞の記事になったんです。でも、それだけでは物足りない気がしましたので本を出しました。たくさんの方々に読ん … 続きを読む

ベランダで菜園

緑の風が吹いてる。 遠くに山々が広がって見える。 稲もぐんぐん伸びてる。 ゴーヤーのプランターには、ゴーヤー以外のざまざまな草たちも伸びて、ジャングルみたいな世界を見せてくれています。 バジルの甘い香りと、ローズマリーのさわやかな香りに、いつまでも吹かれてたい気分になりました。

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