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稲の収穫

秋、ベランダの小さな田んぼの稲穂たちもみな、あたまを垂れて、収穫を待っていました。 10月の晴れた日を選んで、稲刈りをすることにしました。 刈り取ったばかりの籾は水分が多く、そのままにしておくと、腐ったり、芽が出たりしてしまうそうなので、ひとつかみずつに束ねた稲たちを、軒下で、逆さに吊るして10日間ほど乾燥させました。 乾燥がおわって稲からはずした籾は、おおきめのジャムの瓶の口までいっぱいに獲れました。 そして、脱穀したあとの稲は、来年の畑で「敷き藁」として使うことにしました。 稲作は、米(主食)の収穫だけでなく、藁や糠 、米のとぎ汁などの副産物までも無駄なく利用する、という循環型のライフスタ … Read more

森の旅 森の人―北海道から沖縄まで日本の森林を旅する

いくら自然を守るためでも極端なのは違う感じがする、と稲本さんは言います。それは「自然」な雰囲気では無いからかもしれません。 自然のことを全く考えないで資源を浪費する人たち。逆に、自然のみを第一にして人間の生活をすべて否定する人たち。すべてを0か1にジャッジする文化であれば、その二択は普通のことかもしれません。しかし、感覚的な感想ですが、特に日本やアジア地域においては、もう少し曖昧というか、全てを包容するような考え方のほうがしっくりくる人たちも多いような気がします。 この本のように、日本全国の森を実際に見て、そこで暮らす人たちと実際にお会いして、都市と森林の関係について、人間と森林の関係について … Read more

ドクダミ(fishherb)

6月、密生した濃い緑の葉の上に白い花びらのように見える総苞片が一面にひろがり、その中心に棒状に小さな淡い黄色く密集した花が開花し始めます。 ドクダミの精油の成分には、デカノイルアセトアルデヒドという、「抗菌、殺菌作用」のある物質が含まれており、ドクダミ特有の香りの正体はこの成分なのです。 その他にもさまざまな有効成分が含まれ、別名ジュウヤク(十薬・重薬)とも呼ばれているそうです。 今年、この精油の一番旺盛な時期に、ドクダミ風呂を始めまてみました。 一枝分くらいの生の葉を4つにちぎってお茶パックにつめ、お風呂にうかべます。湯舟につかりながらパックをもみほぐすと、バスルームいっぱいに精油成分がひろ … Read more

横川節子著『イギリス ナショナル・トラストを旅する』

自然は美しい。でも、実は自然はただそこに存在しているだけで、その存在に美しさを見出すのは人間だったりする。自然を美しいと思う人間の存在はとても美しい。そして、その自然と調和して生活している姿もとても美しい。 自然との調和ある生活を愛した詩人ワーズワース。その意志を受け継いだ芸術家や思想家たちによって生まれたイギリスのナショナル・トラスト運動。この運動によってイギリスの何でもない自然や自然の中に佇む生活が、産業革命による工業化、商業化の波の中でも「大切なもの」として認識されるようになり、現在まで美しく保存され続けています。 おすすめの本 『イギリス ナショナル・トラストを旅する』横川 節子(著) … Read more

ハーブ畑で赤いスパイスの収穫

春に植え付けたトウガラシの実が真っ赤に熟して、収穫どきを迎えました。 手間がかからず、たくさんの実をつけてくれるので、とてもありがたい作物です。 早速乾燥保存のため、束ねて窓辺につるすことにしました。 飾りとしても楽しめて、長期保存もできるので重宝です。

コンパニオンプランツとしてのヤロウ

ヤロウは、その葉の形から「ノコギリソウ」とも呼ばれていて、暑さにも寒さにも強く、放っておくと一面ヤロウになってしまいそうなくらい、とてもよく増えるハーブです。 ヤロウの根から出る分泌液には薬効があり、そばに生えている植物の病気を治し害虫から守る力があるそうです。 日野春の畑の真ん中にはヤロウがあり、ラズベリーやブラックベリーを守ってくれました。 そろそろハーブのシーズンもおわりですが、来年もまた、コンパニオンプランツとして、大活躍してくれることと思います。

井形 慶子著『少ないお金で夢がかなうイギリスの小さな家』

「あなたの家のいいところは」と聞かれたら、どう答えるでしょう。庭が広い。リビングルームが広い。最新のスマートホーム。駅から近い。買い物が便利。 でも、この本に出てくるのはhomely。 homelyの意味を調べると、家庭的な、素朴な、質素な。ただ住んでいて自分がもっとも心が落ち着く場所が、自分の家の一番いいところ、ということです。 たとえば、部屋の片隅に置いた小さくて古いソファ。なんでもないけどなんだか居心地がいい。そんな場所。 イギリスでは新築より中古の家の売買が多いようですが、不動産屋さんは延べ床面積を把握していないそうです。それより、1軒1軒に作りこまれた個性的な売りがあるそうで、この家 … Read more

ブラックベリーの「木苺ジャム」

植えた覚えはなかったのですが、日野春の畑にいつの間にかブラックベリーがやってきて、元気に育っていました。 濃い色に熟した実を生で食べると、フレッシュな酸味が口の中いっぱいに広がりました。 この酸味は、ジャムには最適です。 熟した実を枝からはずして、サッと洗い、砂糖をまぶして、様子をみながら、種にも栄養分があるので濾さずにそのままで・・、電子レンジで加熱しました。 冷えるとトロトロ感がとでも良い具合に仕上がりました。ペクチンが多く含まれているそうです。 「木苺ジャム」の出来上がりです。 ブラックベリーの中にもさまざまな種類があるそうで、酸味の強いものと、完熟すると甘く生食にも向くものなど。 家庭 … Read more

ヒヨドリの巣立ち

6月25日。ヒヨドリがBOOKCAFEの前のブルーアイスに巣作りを始めておよそ1ヵ月。 今日、偶然にも庭の手入れをしようと外に出たとき、4羽のヒナたちが巣のすぐとなりの枝から、一斉に飛び立っていく姿を見ることができました。 写真のヒナは、このあとすぐに親鳥の鳴き声に呼ばれて、少し離れたこんもりとした木の中に飛んでいきました。 少し寂しくなりましたが、すくすくと大きく育ってくれるといいな、と思っています。 そして、BOOKCAFEのお店の入り口は、久しぶりに開けることができました。

「穴守稲荷」駅前、はねだぷりんのブックカフェ羽月(うづき)さん

自転車で走っていてふと見つけてしまったブックカフェ。「BookCafe羽月(うづき)」さんは、昭和30年に初代が「食堂半分・書店半分」の店を開いたのが始まりだそうです。 実はここテレビでも紹介されたことのある「はねだぷりん」でも有名なお店なのでした。 やさしい引き戸に誘われて店内に入ると、書店時代からの書棚に本がずらり。カフェでゆっくりくつろぎながら、そんな本たちを自由に読むことができます。 趣味の本や漫画や雑誌、アート本や志賀直哉全集もあったり、まさに本屋さんの中でのんびりできる感じ。そして、漫画「王家の紋章」の細川智栄子さんの直筆画も飾られていたり・・・と、ほんとに楽しい。 三世代にわたっ … Read more

GCへのメッセージ