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Capellagården(カペラゴーデン)と人工知能

カール・マルムステン(Carl Malmsten)はスウェーデンの有名な家具デザイナーであり、スウェーデンで最も美しい島といわれるウーランドにある工芸とデザインの学校、Capellagården(カペラゴーデン)を始めた教育家です。 権威主義的で理論過剰な学校への「別の答え」としてのカペラゴーデンでは、島にある自然をそのまま感じ、対話し、生活し、そして、その自然からいただいたインスピレーションや材料を、自由な発想と表現を尊重しながら、自分の中から湧出してくる形のないカタチを実際の形にしていく練習によって、「手の知能(handens intelligens)」を磨くことができるようです。 その表 … Read more

ソーシャルメディアの行く末

テレビ離れが言われて久しく、部屋の片隅の電話機も取り残された遺物のように見えてしまいます。しかし、テレビの代わりにソーシャルメディアがあり、固定電話の代わりはいくらでもあります。それは人類にとって「進歩」と言えるのでしょうか? 世界中のテレビや新聞などのメディアの数と、大手ソーシャルメディアの数はどちらが多いでしょう。当然ながらその数が少ないほど、多くの人を簡単にコントロールできることを意味しています。 例えば、ウクライナの裏にあるものに気がついてしまい、ロシアを擁護することを書きたいとします。法律に違反しない限り何を書いても自由ですが、それを他の人に表示させるかはソーシャルメディア側が決める … Read more

電力依存のスタイルを見直し

太陽熱温水器 ソラヒーター

脱炭素なエネルギーを使用したとしても、仕事や生活のスタイルが電力を潤沢に利用するものであるならば、何も変わっていないのかもしれません。地球に負荷を与えないことをただのブランドのように、ただのレッテルのように使用するだけでは、風力や太陽光の実際の不安定さを前にして、原子力発電を自然エネルギーと称してしまう詐欺に、軽々と乗せられてしまうかもしれません。 生活を電力に依存させて、次は自然エネルギーに依存させて、そして自然エネルギーのネガティブな部分を強調して、原発に誘導する。結局は従来と同じ仕組みに小型や新型という名前を付けて。 私たちもいままでのスタイルを反省して、エネルギーは可能な限り自給できる … Read more

Find out what we really need.

Find out what we really need

Every day we are bombarded by advertisements, news and media that make us think we need things we don’t really need. And that news can contain complex steps. In addition, they can be mutually conflicting. We need B for A, we need C for B, and since C doesn’t work, we need D… But if … Read more

永遠の化学物質 水のPFAS汚染

焦げつかないフライパン、撥水スプレー、食品包装紙・・それらに使用されることの多い有機フッ素化合物(PFAS)。これらは食品を通じて、手で触れるなどして、そして飲料水に含まれるかたちで広がっていくようです。 この危険性について、この本によると開発している企業は以前から気がついているようですが、現在も使用された商品が普通に販売されています。そして欧米ではその危険性が指摘され、規制がかけられている中で、情報統制された日本においては、甘い規制のうえに、その問題点について議論されている場面もほとんど見かけません。 欧米で売りにくくなったものを日本でわんさかと売りさばく構図は、特にいつもの光景ですが、有名 … Read more

西への衝動―アメリカ風景文化論

作為によってつくられた国家の「作為」とは、どのようなものかを考えてみます。作為によってつくられた国はアメリカだけではありません。国家、政府、社会体制、イデオロギー・・・これらの作られた「目的」を考えるのも楽しいことです。 コロンブスはアメリカ大陸を「発見」し、秩序を持った人間は誰も住んでいなかったことにして、その「野蛮」な場所に聖人などの名前をつけて、土地の所有を宣言して、自分たちの秩序を作り上げていきました。その「偉大な」作業に、より多くの人々を駆り出すためには、正義や使命も必要でしょう。 それぞれ時代は異なりますが、アメリカ大陸では西へと征服が進められ、ユーラシア・アジアでは東へと征服が進 … Read more

『樹の文化誌』『辺境・近境』『食糧テロリズム』

GCのBOOK FORESTより2021年3月おすすめの3冊をご案内します。いずれも刊行より時間が経過している本たちですが、このタイミング、この組み合わせに「今」を感じます。 現代の生活にとって必要な木、不要な木。庭に植えると映える木、映えない木。食べられる実、食べられない実。そして分類学。それらは古くから伝えられてきた樹木と人間との深い関係をリセットしてしまう危険があります。分類では説明できない木や草それぞれが持つ性格、役割、精神。昔の人は直覚的にそれらを捉え、儀式や生活に生かしてきました。 科学的に意味が無い、メリットが無い、弊害がある、そのようなジャッジの後に残ったものをよく観察してみる … Read more

What we really need is constantly spewing out of the ground

They are spreading things that we don’t need.They are promoting measures that we do not need.They are trying to make something that is not necessary into something necessary. We need to empty our minds and think quietly.What is it that we really need ?Where do the things we really need come fr … Read more

Cherished Stones in the Rice Paddies

Cherished Stones in the Rice Paddies

Every year, the power to grow rices comes from the mountains and is charged into the stones in the rice paddies. If the stones are charged, we can believe in a good harvest this year.  These cherished stones are filling up with their power in the cold temperatures.

The large pyramid-shaped rock

Visiting Japan's Nature Worship

In the past, large rocks in the forest were thought to be places where the power of life resided. The water gushing out from the rocks becomes a small river that fills the rice paddies and grows the rice that is our food. Water is the basic element and symbol of life. People have been visiting the f … Read more

GCへのメッセージ